このまま勤めていて良いのか?次にどう行動すればいいのかわからない。

そんなお悩みを本記事で解決致します。
1日の労働時間は最低でも8時間、残業をよくされている方だと12時間以上働いている方もいらっしゃるかと思います。
起きている時間の大半を締める『仕事』の環境を良くする事で、間違いなく人生も豊かになります。
もう一人で悩む事はやめましょう。
本記事の内容
・ 自分の会社はブラック企業なのか?
・ブラック企業で働き続けるのはリスクしかない
・ブラック企業を辞めるまでの行動(流れ)
・転職活動の始め方
以上4項目を掘り下げてお話していきます。
記事の信頼性
現役で人事担当を7年間している私が、中途採用で出会った社員の体験談や、転職エージェントの方から情報を元に記事を作成しております。
目次
自分の会社はブラック企業なのか?
新卒入社でブラック企業にいると、その中で行われている事が当たり前と認識してしまい、「自分がまさかブラック企業に勤めている」なんて思わなかったという方が意外に多いようです。
気づくきっかけとなるのが、
・友人との会話
・転職組の社員との会話
・ブラック企業についてのテレビ放送
違和感に気づき「あれ?もしかして」「やっぱりそうなのか」と自分が勤めている会社へ不信感が広がる瞬間となります。
では実際にどういった会社がブラックなのでしょうか?
次の項目【ブラック企業の特徴】でしっかりと確認していきましょう。
ブラック企業の特徴
実際にブラック企業に勤めていた同僚の話や、転職エージェントのスタッフさんから聞いた話を中心に特徴をまとめてみました。
ブラック企業の特徴
- 離職率が非常に高い
- 常に採用を行っている
- 給料が上がる気配がない
- 休みの数が全然ない
- 残業時間が毎月多い
- 有給休暇が使えない
- 労働時間が長すぎる
- パワハラやモラハラが多い
- 名ばかりの役職がつく
怖いことにブラック企業の場合、当てはまるものが1つや2つではなく、ほぼ全部当てはまることが大きな特徴かと思います。
人の入れ替わりが早い会社は、特に注意が必要です。
本来であれば長く勤続するところが、『3年以内の社員ばかり』なんてことがあれば、相当な精神的なダメージや肉体的疲労がある会社かと思います。
徐々に慣れる事もあるでしょうが、何人も同じような内容で退職しているなら、まず会社側に問題ありと考えて良いです。
休みをとってゆっくりと友人や恋人、家族と旅行に行ったり夜に飲み会に行ったりする事は、当たり前の事ですよ!

ブラック企業で働き続けるのはリスクしかない
『ブラック企業をただちに脱出した方が良い理由』は、リスクしかないからです!
私の友人もブラック企業に勤め、『体力』『精神力』全ての力を吸い取られ、うつ病に近い状態まで追いやられていた事を鮮明に覚えています。
今この記事をお読みの方も、非常にしんどい思いをされていると思います。
生活するために、「働かなければいけないのに、今の会社では働きたくない。」でも働かないと生活ができない。
そんなループに入っていると、どんどんしんどくなっていきます。
ここで無理をするのは、もうやめましょう。
もちろんですが、友人や恋人があきらかにブラック企業にいる場合も、勤める事を止める必要があります。
もしもブラック企業で働き続けると、以下のようなリスクが常に付きまといます。
- うつ病になる可能性が高い
- 労働対価を得られていない
- ストレスをため続けている
- プライベートの時間を作れない
全て今後の人生に直結してくる、ものすごく大切な事なので、具体的にお話していきます。
うつ病になる可能性が高い
うつ病の発症には、ストレスが大きく影響されていると言われています。
普通に会社に行って仕事をしていれば、多少のストレスはあったとしても病になる事は、まずありません。
もし、以下のような事で苦しんでいるのなら転職をすぐに考えて下さい。
・必要以上に怒鳴られたり、怒られたりする
・殴られたり、蹴られたりした事がある
・毎日12時間以上働いている
・休日出勤が当たり前になっている
・責任をいつも押し付けられている
・理不尽な減給や罰金などがある
心も体力もズタボロになってまで働かなくて良いんです。もうこれ以上無理して今の職場で働くのはやめて下さい。
自分の体が壊れてしまえば働く事もできなくなりますし、唯一の楽しみの趣味やストレス発散すらできなくなる可能性があります。
知っておきましょう
ストレスによる心の病を仕事で抱える必要はありません。
もしそうなる可能性を感じたのであれば、すぐ転職や退職の行動に移す事をオススメします。
労働対価を得られていない
『労働対価』つまり、自分が働いた量に見合ったお給料が支払われる事です。
リスク(損)はもちろん、本来もらえるはずだった仕事内容に見合ったお給料が支払われないイコール、いつまでたっても生活水準が上がらないこと。
もしかして仕事で結果を出しているのに、上司に「もう少し頑張れ!」「次頑張ったら給料が上がるかも!」なんて言葉でずるずると何年も踊らされていませんか?
労働対価を得られていないケース
- 残業がつかない(払われても一部のみ)
- 会社に目に見える貢献ができているのに昇給なし
- 理不尽な減給や賞与のカットがある
- ノルマ達成しているのにインセンティブなし
以上の4つにどれかに当てはまる事があれば、非常にあなたは損をしています。
人のマインドは、「ちゃんと毎月給料はもらえてるから、まぁいっか」と勝手に妥協点を見つけて進んでいきますが、真っ当な会社であれば妥協しなくても全部支払われます。

ストレスをため続けている
この話は、私の同僚(転職組の社員)が実体験として話していた内容になります。
仕事のストレスにより頭痛や腰痛、吐き気に貧血、ひどい時はメニエール病になり病院通いをしていたと聞きました。
せっかくの休日を当たり前かのように病院に通い、半日の予定が潰れてしまう。
錯覚を起こすのが、一時的に病院で処方をされると体が良くなったと勘違いして、また仕事でストレスをため混んで病院で処方する。
私の同僚は、何年も同じループを繰り返し時間もお金もムダにしていたようです。
もちろん今では、病院など通っていませんし、休みの日には日帰り旅行などへ行って気分転換を楽しんでおられます。
プライベートの時間が作れない
働きすぎ(働かせられすぎ)により「プライベートの時間がない」という方も良く聞きます。
プライベートの時間が作れないと、人生においてデメリットしかありません。
プライベートの時間が取れないデメリット
- 出会いの場が少ないので婚期が遅れる
- 家族とコミュニケーション不足になる
- 休日もソワソワと電話が気になり休まらない
- 気分転換に出かける事もできない
仕事が原因で出会いの場が減って婚期が遅れたり、家族とコミュニケーションが取れなくなって離婚なんてなったら最悪ですし、ほんとたまったもんじゃないですよね!
生きる以上、働く事はもちろん最重要ですが労働時間が長すぎると人生において、『デメリットしかない』ので要注意です。
ブラック企業を辞めるまでの行動(流れ)
さてここからは、本格的にブラック企業から脱出を決意した方に向けた内容になります。

とその前に、一つ心得ていてほしい事があります。それは『自分の未来を明るくするために今の会社辞める』という事です。
なぜこれを言ったか、それはブラック企業が相手の場合少なからず辞める事を伝えると、多少もめる可能性があるからです。
いろんな手段で引き止めてくるかもしれませんが、明るい未来にするために気持ちがブレないように気をつけて下さい。
ブラック企業を辞める場合は、以下の手順をおすすめします。
ステップ① : 退職する事を上司へ伝える
ステップ② : 転職活動をはじめる
ステップ③ : 退職届を渡す
ステップ④ : 有給消化をする
今自分が置かれている状況にも多少よりますが、1ヶ月から2ヶ月前から上記の手順にそって退職を進めましょう。
ステップ① : 退職する事を上司へ伝える
まずは、上長に退職する旨を伝えましょう。
ポイントは、
・いつ辞めるかのか
・なぜ辞めるのか
・転職する意思は変わりない事
この3つをしっかり決めてから話します。
気持ちや考えが、ぼんやりした状態で上長へ相談しても、引き止めにあって振り出しに戻ってしまうので、必ず意思を固めてから話すようにしましょう。
万が一退職する事を拒まれた場合は、『退職願』ではなく『退職届』を郵送で会社へ送って強行突破する事もできます。
ステップ② : 転職活動をはじめる
後ほど転職エージェントをご紹介しますが、会社に辞める事を伝えれたらすぐに転職活動に移しましょう。
正直なところ、手順を②番にしていますが①番でも良いくらいです。
転職エージェントにおられる『プロのキャリアサポートメンバー』に相談をすれば、次の安心できる転職先の提案や、ブラック企業の脱出方法のアドバイスをリアルタイムで受けれるからです。
WEBだけで求人情報を閲覧して探される方も多いですが、自分の目でみた情報だけで求人に飛びつくと、「またブラック企業だった」なんて事をあり得るので、十分気をつける必要があります。
ですので、私は無料で利用できる『リクルートエージェント』などの転職エージェントをおすすめするのです。
ステップ③ : 退職届を渡す
ステップ①で話し合いが進んだのであれば、会社へ退職届を提出しましょう。
豆知識として、『退職願』と『退職届』の違いを知っておきましょう。
退職願 …
会社に対して労働契約の解除をお願いする書面です。双方の合意で退職へと進みます
退職届 …
労働者が一方的に『会社を辞める』と意思表示する書面です。提出後に変更はできません。
ステップ④ : 有給消化をする
今まで使ってこれなかった有給を全て消化しましょう。
有給休暇は労働者に与えられた平等な物なので、遠慮なく使って転職活動の時間に費やしたり、
今まで休めなかった分たっぷり休暇をとってリフレッシュしましょうね。
もし会社に拒まれたとしても、有給の取得を拒んだ場合労働基準法に反する事となり会社は不利になります。

転職活動の始め方
ブラック企業から退職が決まったら、次の職場を探しましょう!
前項の【転職活動を始める】でもふれておりますが、WEB上にある求人票だけを見て転職活動するのは絶対にオススメできません!
理由は、求人票の文章だけだと自社のことを良いように書いて、実際に入社すると「またブラック企業だった」という事があり得るからです。
では、どうすればブラック企業から避ける事ができるかです。
答えは2つです!
- ハローワークへ登録
- 転職エージェントへ相談
この2つを頼れば、ブラック企業から避けれる可能性が非常に高くなります。
それぞれ重要なポイントになりますので、項目ごとにご説明しますね。
ハローワークへ登録
ハローワーク(職業安定所)は、厚生労働省が全国に配置している公共機関になります。
基本的には、社会保険が完備されている企業の求人がほとんどな事や、地元の求人が非常に多いので、地元でよく目にしている企業もあるかと思います。
その他にもハローワークへ通うことより、様々なメリットがあります。
ハローワークのメリット
- 職業訓練が受けれる
- 失業保険が出る
- 職員さんに相談ができる
職業訓練も、もちろん無料で受ける事ができるので資格や新しいスキルを身に付けたいなら、ハローワークへ登録しましょう。
とはいえ、ハローワークにもブラック企業の登録が潜んでいるようです。
別記事でハローワークのメリットやデメリットについて、解説しておりますので気になる方はお読み下さい。
転職エージェントへ相談
転職エージェントへは、在職中からでも無料で利用して相談や利用が可能なので、非常に心強い場所となります。
転職エージェントのメリット
- 無料で利用できる
- プロが転職アドバイスをしてくれる
- 面接練習や履歴書添削を行ってくれる
幅広い転職エージェントの中から<<おすすめ転職エージェント6選をご紹介しておりますので是非参考して下さい。
そして転職エージェントを使った場合の、ざっくりとした流れは以下のようになります。
ステップ2の面談まで進めば、自分のスキルや年齢、チャレンジしたい業種など全てを考慮した上で、転職エージェント側からおすすめの企業をいくつも紹介して下さいます。

まとめ : ブラック企業で身を削って働くのは、もうやめましょう
最後に、日本の企業数は420万社と言われています。
目の前にあるのは、あなたが今勤めている1つの会社かもしれませんが、一歩外に出れば420万社もある事を忘れないで下さい。
心も体もボロボロになってまで働いても何も良い事は、生まれません。
長い人生を少しでも豊かにするために、勇気を出して今の現状から一歩外へ足を踏み出し下さい。
間違いなく、今より良い景色が待っていると思います。
皆様の今後の人生が明るくなるよう応援しております。
最後までお読み頂きありがとうございました。